2025.11.02
鹿児島研修旅行記 ~「感謝」を忘れず、人としての原点へ~
ブログ
先日、20代のスタッフ2名を引率して鹿児島県へ研修旅行に行ってきました。
さんふらわぁフェリーでの船旅を含め、3泊4日の学びの旅です。

今回の目的は、「感謝の原点に立ち返ること」。
私たちが当たり前のように送っている平和な日常は、
決して“当たり前”ではなく、先人たちの尊い命の犠牲と努力の上に成り立っている――
その事実を肌で感じてもらうためでした。

初日は 知覧特攻平和会館 を訪問。
若くして命を懸けた特攻隊員たちの遺書や写真を目の当たりにし、
同行した二人も深く胸を打たれた様子でした。
自分たちの仕事や人生の意味を、静かに見つめ直す時間になったと思います。
翌日は 仙巌園(磯庭園) を訪れ、薩摩藩が日本の近代化を支えた歴史を学びました。
その後、西郷隆盛が最後の5日間を過ごした城山の洞窟へ。
西南戦争を通じて「信念を貫く生き様」を感じ、
命を懸けて日本を導いた先人たちへの感謝が胸に込み上げました。

この旅を通じて改めて感じたのは、
現場で働くことが「当たり前」ではないということです。
私たちがこうして仕事をし、学び、笑い合えるのは、
多くの犠牲と努力があったからこそ。
だからこそ、現場で働く若者たちにも「感謝を忘れない心」を持ってほしいと願っています。
現場では、忙しさや慣れから感謝の言葉が少なくなりがちです。
しかし、感謝のない現場には“人としての温かさ”が失われます。
技術だけでなく、人としての根幹――道徳心と感謝の心を育むこと。
それが今回の研修旅行で伝えたかった一番のメッセージです。
これからも、若い世代と共に「心と技」を磨き、
感謝と誇りを持てる仕事を続けていきたいと思います。